展開予想
IDM、馬の調子が把握でき、ある程度出走馬の順位付け(能力差込み)ができれば後は、実際走ってどうかである。実際の着順は、さまざまな展開ファクター(枠順の差、ペース、コーナーロス、直線でのごちゃつきなど)が絡み合って決まるだろう。IDM差4(2馬身)あったとしても、内外の差で簡単に逆転するかもしれないのだ。普通、この展開予想はユーザが脳内で行うものであるが、多くのファクターがあり、全てをチェックするのは難しい。そこで、JRDBでは、展開予想をイメージできるツールとして展開予想図を提供している。
展開予想として次の3つの図を提供している
- 道中図 - 道中(前3F地点)の隊列を予想したもの。
- 残3F図 - 勝負所(残3F地点)の隊列を予想したもの。
- ゴール図 - ゴール前(着順と着差)を予想したもの。
※1200m以下のレースで道中図は無い。
展開予想の計算で使用しているデータを示す。前日段階のほぼ全てのJRDBデータを駆使している。
競走馬の指数
テン指数、ペース指数、上がり指数、位置指数、出遅率、斤量
競走馬の特性
脚質、芝ダ適性、距離適性、重適性、馬具、特記、成長度、血統
コース特性
コース形状、距離、馬場状態、馬場差、直線馬場差(内外の馬場の違い)
騎手指数(非公開)
スタート巧拙、先行指数、ため指数、さばき指数、追い指数
※現在(2010年)の状況
競走馬の今回のコンディション(能力を出せるのか)を「情報分析」「調教分析」から判定し、各指数計算に反映させることを検討中である。(データ提供時間の問題で未対応)