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★本日のメイン

函館11R
五稜郭ステークス
◎05.エープラス
○04.タシット
▲03.インスタキング
△10.ホウオウスーペリア
△01.フェアエールング

函館は日曜日の明け方に結構強い雨が降るそうですね。だいぶ肌寒くなると思われますが、それ以上に芝の状況は心配です。
ボロボロになりながらもずっと馬場の内目有利が続いていたと思うんですが、湿る程度ではなくちゃんと雨が降り続くようなので、もはや泥の中でしょう。
函館の芝は追い切りでも結構使われているので、開催後半になると全面荒れ馬場。外を回ったとて特に有利にはなりません。追走からかなり消耗する馬場でちゃんと地面をグリップできるタイプなのか、ですね。

エープラスは 昨年末から年明けにかけて冬毛ボーボー、皮膚も厚い状態で回していたのですが、これでも結構レースでは前向きさを見せていました。
単純に能力上位だったこともありますが、いかにもボッテリした形なのにレースに行くと瞬発力があるように見えるぐらいなので、性能がいいんでしょう。
もちろん足が遅い面や機動力が甘い部分を見せて、イマイチ足りませんでしたが、体調が改善した前走は好位から非常にうまい立ち回りを見せての勝利。おそらく洋芝も得意なんだろうとは思いますが、夏場に引き締まりやすい面もあると思います。
函館・札幌芝1800mはこの馬にとってかなり得意な条件だと思うので、ここでも注目。
タシットも、体格まずまず良いもののだいぶ脚が短い方。明らかに小回り向き。時計は掛かった方がいいタイプですが、重馬場をあまり苦にしなさそう。
インスタキングは胴伸びが良くて腹ボテ、あまりに不器用なのに繋も立ちすぎ。ダートを試したこともあるぐらい、ずんぐりした形でしたが、鍛錬を経てやっとここ最近まともになってきました。
前走は見事な勝ちっぷり。2000m以上で小出しに脚を使うより、1800mでスピード持久力を生かした方が上手な競馬ができています。ここでも強気に主張してほしい所。
フェアエールングは輸送競馬が全くダメで、札幌で2連勝。
滞在調整で馬が大幅に変わってくる可能性もありますし、悪い馬場が上手そう。

小倉11R
プロキオンステークス
◎05.スレイマン
○07.バスラットレオン
▲09.ハピ
△12.デシエルト

小倉は日曜日もまた蒸し暑くなりそうですが…。相変わらず先行馬がなかなか止まりにくい馬場状態に見えます。典型的な小回り競馬で、特に変な偏りがあるわけでもなさそう。
真っ当に強い馬をそのまま評価できればいいのではないかと思います。

小倉の乾いたダートなら、パフォーマンスが大きく変わるスレイマンに期待。
550kg近い巨体で、どうしても器用さがなく馬力でごり押す形しか取れませんが、その好走パターンが一番ハマる条件がここ。
OPクラスに駆け上がってからハマった大スランプを脱出できたのも、小倉ダート1700mの阿蘇Sと門司Sでした。
中京ダート1800mもそこそこ上手そうではありますが、小倉ダート1700mで重賞が施行されるとなればここが勝負所で当然。
バスラットレオンは久々のG3。そこで主戦騎手と言える坂井瑠星騎手に戻ります。
追い切りもこの馬にしては結構集中力のある走りを見せていますし、58kgはむしろ有利ではないか?と思っています。ハピ辺りが当面の相手なら。
デシエルトは雨降る状況じゃないと期待値半減。1700mは向いていそうではあるんですが…。

ヤマニンウルスはデビュー時に既に536kgあった馬が、レースを経るごとにどんどん増えて、前走時点で582kgに達しています。正直、このまま600kgを超えるのでは?と思っています。
抜群の筋肉量を保持してはいるんですが、フットワークは相当ガサツで、単純に走りの精度が低いと思うんですよね。
この水準の馬体重の馬は重賞で活躍することないでしょ?とレース出走当日に550kg以上で検索を掛けてみると、意外と勝てている馬はいますね…。
ただ、どれもこれもやっぱりフットワークが悪く手足も重たいタイプなだけに、一度仕上げてレースで集中力を見せ一つ勝つと、反動がかなり大きいためか、生涯で重賞勝ち1つがやっと、という馬がかなり多いですね。
560kg超えになると、重賞2つ目を達成できた馬って全くいないのでは?
現状日本国内にある施設だと、一般スケールを超えた巨体馬の仕上げ・調整、そして高いレベルでの運用は、非常に難しいものだということですね。
そして追い切りを見る限り、ヤマニンウルスはあんまり整ってなさそうですが…。
どのみち、これだけ規格外の巨体馬を、日本国内の重賞で単勝1倍台で評価するのは全く期待値が見合わない、とは言えると思います。

福島11R
七夕賞
◎04.レッドラディエンス
○10.リフレーミング
▲03.ボーンディスウェイ
△09.バビット
△15.セイウンプラチナ

土曜日の福島競馬を見ていると、福島芝はだいぶ内有利の状況を維持しています。
同じ開幕日だった福島と小倉とで、芝の内ラチ沿いの荒れ模様をJRA発表の馬場写真なり実際のレース映像をで見比べると、明らかに福島の方が荒れ具合は進んでいると感じるんですが、実際の競馬ではむしろ小倉の方が外差しは効いていて、福島の方が内ラチ沿いを通過した馬の有利が目立ちます。
今回、あんまりテン争いが激しくない流れなら、先行馬が残る決着になるのでは?小回り競馬らしい早め出し抜けが有利になるのではないかと思います。

レッドラディエンスは相手強化となっても、現在9戦連続連対中。
負けたレースもそれほど着差はついていないものの、レースを見ると本当に決め手がなまくら。ただ、文句なしに立ち回りは上手ですし、速い流れでも中団で競馬をしても、4コーナーからの立ち上がりの反応は著しく軽いタイプです。
直線で上がりをまとめる競馬にも対応はしていますが、小回りの方が良さは出るのではないかと思っています。
ボーンディスウェイはずっと言っていますが、4走前にチークピーシズを装着してから競馬ぶりが劇的に改善しています。
早めに前に出しても折り合えていますし、しかも我慢比べでだいぶ耐えられます。間違いなく福島コースも合っているはず。ハンデは恵まれていませんが、内枠なら。
リフレーミングは引き続き追い切りも動けていますし、2走前と同じだけ走れれば…とは思うんですが、馬場は現状内有利。コーナーで外を回しつつ勢いをつけるタイプなので、噛み合うかどうか…。
福島コースが合っているはずのバビット、セイウンプラチナにも注目。少し前半のテンポが楽なら、残り目は十分あるでしょう。







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