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阪神11R 大阪杯
◎ローシャムパーク
△タスティエーラ、ハーパー、ベラジオオペラ
(※30日14時30分にプラダリアを消去しました)
大阪杯は「芝中距離GT」なのでノーザンF系育成で内枠に入った馬がオススメ。芝2000m以上のGTは23年に13レースあって1〜3枠が8勝。4枠より外で勝ち切ったのはルメール騎手(3勝)、レーン騎手、武豊騎手と腕達者な騎手ばかりだった。また、13レースでノーザンF生産馬が11勝を記録。ドバイ競走に上位騎手が多く参戦している今週は、昨年傾向どおり「ノーザンF×内枠上位」になるのではないだろうか。
タスティエーラではなくローシャムパークを軸に選んだのは、ノーザンF天栄帰りの馬を重視したかったから。昨年の芝GTでリバティアイランド(ノーザンFしがらき)とイクイノックス(ノーザンF天栄)を除いた成績では、NFしがらきが勝率5・6%だったのに対して、NF天栄は勝率26・1%と4倍以上の差があった。イクイノックス以外でも高いレベルの仕上がりで勝ち切ったと判断でき、ローシャムパークも海外遠征帰りながら好状態が期待できる。
関西圏への輸送経験のない関東馬はエフフォーリア(22年9着)と被るものの、香港遠征を経験した強みを生かせれば。どっしりとしたハービンジャー産駒だが時計対応も可能とみた。あとは発馬で後手さえ踏まなければ。
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タスティエーラは有馬記念で直線前をカットされながら踏ん張っていた。馬体重は増えていたが太め感はなく、成長してしっかり仕上がっていたと思える。同じ4歳馬でも、中山記念時でも馬体重が増えていたなかったソールオリエンスよりは強くなっていると推測できる。
※タスティエーラは普段ノーザンFしがらき(滋賀)へ放牧に出ているが、間隔が詰まるダービー時だけノーザンF天栄(福島)に出ている。極論だが、GTを勝ったのは天栄帰りのときだけ。今回はGT2勝目のチャンスだが、NFしがらき帰りのためNF天栄帰りのローシャムパークを上に取った。
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ベラジオオペラは仕上げ上手の上村厩舎がこのレースを目標に仕上げてきた感。京都記念では斤量を加味するとプラダリアに完敗だったが、そこから能力を伸ばせると予想する。
ハーパーは有馬記念が秋GT3走目。僚馬ドウデュースは平気だったが3歳牝馬には厳しいローテだった。フレッシュな状態で条件が好転する今回、先行力のある馬なので粘り込みがあっていい。
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