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東京11R 安田記念
近走逃げている馬は複数いるが、かといってハイペースになりそうではない今年の安田記念。
平均〜スローペース想定なら、中2週&在厩調整と普段とは違う臨戦過程で不安が囁かれいるとはいえ、グランアレグリアに死角はないか。
近走のマイル戦における後半4F個別ラップをみてみると…()内は前半3F
マイルCS:阪神芝1600m
(35.4)-11.6-11.0-10.7-11.5
ヴィクトリアマイル:東京芝1600m
(35.3)-11.5-10.8-10.5-11.3
トップスピードまでもっていく加速力、それを維持する持続力はともに一級品である。ヴィクトリアマイルの記事でも書いたが、この馬の優れている点は後半の豪脚だけではなく、テンの入りが、どんな距離においても安定したタイムで走っているというところだ。今回も余程のことがない限りある程度の位置でレースを運べそう。
逆転の可能性があるとすれば3歳馬シュネルマイスターだろう。前走のNHKマイルCこそ持続力勝負となったが、この馬の瞬発力性能は目を見張るものがある。
ひいらぎ賞:中山芝1600m
12.4-12.4-11.3-11.7
弥生賞:中山芝2000m
12.2-11.5-11.0-12.0
NHKマイルC:東京芝1600m
11.5-11.2-11.2-11.6
世代限定で1勝クラスだがひいらぎ賞における、12.4→11.3まで一気に加速した「瞬発力」は古馬相手でも通用するレベル。トップスピードの維持する能力には未完成な部分はあるが、グランアレグリアより2kg軽い斤量を活かして大金星を上げたい。もちろん逆転にはグランアレグリアより前につけることが絶対条件だ。
瞬発力勝負となればサリオスよりも同性能が高いインディチャンプが浮上する。
マイルCS:阪神芝1600m
11.5-10.8-10.6-11.8
阪神C:阪神芝1400m
11.2-11.4-11.0-11.6
阪急杯:阪神芝1400m
11.1-11.1-10.8-11.9
所謂「一瞬の脚」をどこで使えるか?がカギ。1200m、1400mでの経験を活かして好位くらいでレースを運べれば。
2,3着に浮上してくる可能性があるのはケイデンスコールだが、最後の粘りがやや甘い。
京都金杯:中京芝1600m
11.4-11.0-11.0-12.0
中山記念:中山芝1800m
11.6-11.2-11.1-11.9
マイラーズC:阪神芝1600m
11.0-10.7-11.1-12.0
超が付くほどのスローペースになれば、前目につけられるので3着に粘れる可能性があるが、現状では上位印3頭とは少し差があるとみる。
◎Dグランアレグリア
○Lシュネルマイスター
▲Gインディチャンプ
△Kケイデンスコール
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