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★本日のメイン
函館11R
大沼ステークス
◎10.メイショウワザシ
○04.ナムラカメタロー
△03.ロードアクシス
△06.ロードグラディオ
△08.リアンヴェリテ
大沼Sは2013年までハンデ戦だったレースで、2014年から別定戦に変更したのですが、その2014年からはほぼ差し追い込みが通じなくなりました。
3コーナー先頭の馬が非常に有利となって、同時に、とにかく大味なパワータイプが活躍するようになり、継続的疲労で脚元が怪しくなる高齢馬が苦しくなりました。
5歳以下なら2番手での追走でも耐えられるのに、この大沼Sでは、6歳以上になると途端にダッシュ力もコーナーワークも衰えがち。
2013年以前だと6歳以上の差し馬がスタミナで間に合っていたのに、2014年以降は完全にスピード優勢の位置取り競馬ですから、ずいぶんと競馬の質そのものが変化しています。
単純に過去の履歴比べ、テンのダッシュ力を性能ピークの時点で比較するなら、このメンバーならもちろんリアンヴェリテ。
しかし今回は不安の方が大きいです。昨年絶好調時から1年経ってソエも結構膨れていますし、今回背負うのは初の58kg。道中被されてからの無抵抗シーンも増えました。活きのいい若駒に逃げを譲るシーンもあるのではないか?と思います。
メイショウワザシはそんなに体型バランスの良くない巨体ですが、ベスト距離は1800mより小回り1700m。
もちろんこの馬も逃げた方がパフォーマンスアップするタイプですが、リアンヴェリテ相手に1kg差で突っ張って交わすダッシュ力はあると思います。
ナムラカメタローは万全で臨めれば58kgでも能力が上だと思うんですが、美浦で結構強い追いきりをこなして直前輸送なのが気がかりです。今週の函館の涼しさと本州の蒸し暑さはかなり違いますし…。
ダンツゴウユウもハイランドピークも、決して強力な差し馬というほどでもないですし、相手で押さえるのは好位で耐える候補。
東京11R
パラダイスステークス
◎06.ストーミーシー
◎12.グランドロワ
△16.スマートオーディン
△04.ボンセルヴィーソ
△14.アンリミット
朝からしとしとと雨が降り続くそうで、ただでさえ読みにくく難しい東京芝なのに、ノメってしまうような状況になると、絶対にパワーは必要になると思います。後躯で蹴って進むより、前脚で地面を強く掻いて進んだ方が有利になりそうです。
注目しているのは、開催末期ボロボロの芝・不良馬場実績があるストーミーシーと、重馬場が滅法得意なグランドロワ。
どちらも骨量が豊富で筋肉質。トモ幅が分厚く、腹ボテの体型。軽い芝、時計の速い決着にはまるでいい履歴がないものの、その逆でこそ持ち味が生きるタイプ。
特にストーミーシーは、重賞ではどうしても頭打ちになりがちなのですが、オープンで56.5kgなら軽いと思います。
阪神11R
宝塚記念
◎05.サートゥルナーリア
○16.クロノジェネシス
▲11.ラッキーライラック
△18.ブラストワンピース
△01.トーセンカンビーナ
△12.モズベッロ
阪神競馬場は、日曜日の明け方に若干降りますが、馬場を湿らせる程度のようで、ほとんど馬場には影響しないでしょう。
馬場は結構荒れていますが、大した偏りはどうやらなさそう。先行馬もちゃんと体力がないとすぐバテますし、追い込みもまず届かない状況。
ちゃんとしたスタミナと走破力が必要になっていて、特定のルートを通った馬だけが能力も足りないのに恵まれる、などはなさそうです。
距離適性は2200mよりも少し長めのタイプが良さそうですが、今シーズン成績が明確に良くて、トップクラスにいる強い馬を評価すべきでしょう。
今年の宝塚記念は珍しくフルゲートが揃いました。
例年に比べて圧倒的に頭数が多く、スタンド前だけでなく中盤、向正面でも動きが2度ぐらい入りそうなので、展開的にもかなりきつい流れのはず。
ダンビュライトとキセキが、他馬に甘やかされつつ緩い流れで残り目を狙う作戦は、何かしら思わぬ挙動を見せた馬に遮られそう。18頭立てはさすがにそこまでヌルくない、これぞフルゲートG1。という展開になるはずです。
個人的にはサートゥルナーリアにあまり不安は感じていません。
昨年秋〜年末はだいぶ蹄不安が影響していて、有馬記念でもベストの追い切り過程ではなかったように思うんですが、改善なった今年はパフォーマンスが大きく変わるのでは。
脚力が高すぎて蹄を痛めるほどの馬なので、全く疲労なく宝塚記念を迎えられたのも良いでしょう。なので、金鯱賞の相手が相当弱すぎた…ということはあまり不安材料ではないはず。
大阪杯で勝ち負けした牝馬2頭も、今シーズン充実期に入っているようで、追いきりの動きもかなりキレています。特にクロノジェネシスは成長が早いと感じます。
普通4歳牝馬だと、牡馬のトップクラス相手に即通用とはなかなかいきませんが、大阪杯ぐらいの牡牝混合G1に、4歳春で足りているのはかなり偉い。秋華賞で大幅に馬体を増やしつつ勝てて、体の使い方が変わったことも、結構な契機になっているように思います。
ブラストワンピースは、大阪杯の二の轍を踏みたくないと考えるはず。
実際にトップスピードピークがあまり高くない馬ですし、この馬が一番脚を使うべき場面はあの4コーナーではないです。であれば、おそらくスタンド前からさっさと動いて高い位置を取るか、向正面で捲って出る形。
となれば、この馬の挙動が展開の起点になるかと思います。昨年のリスグラシューよろしく前付けできたとて、その後もこの馬の脚が続く流れになるかは謎ですが…。
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