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★本日のメイン
函館11R
STV杯
◎01.ラプソディーア
○05.クインズチャバラ
▲03.アリア
△11.モンテヴェルデ
1回函館の前半の2勝クラスは、とにかく3歳馬が強力でした。
馬場がそもそもよかったというだけでなく、4コーナーで外に膨れやすい函館のコースレイアウトも影響し、前・内が圧倒的に有利な状況。
そこで斤量が3kg軽い有利を露骨に活かした競馬ばかりされて、4歳以上古馬、特に57kgを背負う牡馬は、みなだいぶ苦戦していたと思います。
しかし今回のSTV杯、そのにっくき3歳馬が不在のメンバー構成となりました。
前走僅差負けの馬からすると、メンバーのレベルが今回急に落ちたのは事実。ただし、函館で滞在している馬は、馬体の上がり目がなさそうなのが難しい所ですが…。
期待は、休み明けながらも、かなり良い仕上がりかもしれないラプソディーア。
直前の追い切りは重賞に出走予定のポポカテペトルだったのですが、結構しっかり動いている相手に持ったままで先導し、ラストも引き離すという内容。映像で確認するとかなりしっかりした動きに見えました。
そもそも420kgを割るひ弱なタイプだったので、滞在調整がプラスに働く可能性もあります。
ちゃんと芝1200m向きの馬なのか?の疑問はあれど、今回の番組はそもそも2勝クラスの中でもかなり弱いメンバーなので、一発で通用してしまう可能性は十分あるでしょう。
2年ほど掲示板に載っていない馬なのに、現地取材の評価で人気が上昇するのは、結構ポジティブな要素です。
その他上昇余地があるのは、前走は調整に失敗した大幅減だった可能性があるクインズチャパラ、武幸四郎厩舎に転厩して今回が2走目のアリア、完全に北海道組とは別路線ながら能力はあるはずのモンテヴェルデあたり。
中京11R
マレーシアC
◎05.サトノソルタス
○04.アフリカンゴールド
▲06.メサルティム
△02.アロハリリー
フルゲートの大混戦でないと、中京の芝2000mは穴馬にはノーチャンスのコース。中京芝2000m+10頭立て以下で過去のレースを集計すると、1〜4番人気と5番人気以上で閾値があるかのように、好走率の大幅な乖離があります。
ただでさえ馬場が荒れて外が伸び始めている状況ですし、走破力のない馬が飛び道具や妙手で勝つのは難しすぎ。
マレーシアCは、例年少頭数ばかりで、いつも実力上位の馬で堅くてどうしようもないレース。
昨年のように、ダート馬がなぜか1番人気になるような勘違いがなければ。
復調したサトノソルタス、アフリカンゴールドでいいと思っています。
ただし、前走は先行勢総崩れに巻き込まれたメサルティムが、今回は楽。穴フォーカスはここだけではないか、と思うのですが。
カヴァルは直飛節で後肢がかなり硬いタイプ。エイシンフラッシュ産駒は柔らかい馬も硬い馬も極端に出過ぎで、安定したスピード持久力を発揮してくれる馬が少なく、相当乗り難しいタイプばかり。
新馬・未勝利を外し、1勝クラスより上の条件で、エイシンフラッシュ産駒に騎乗して複数回勝利した騎手は、松山弘平騎手とルメール騎手しかおりません。
エイシンフラッシュ自身も全くスピードセンスを伝えてくれないのに、上手く乗りこなす騎手をほとんど見ないうえ、そのルメール騎手→福永祐一騎手+昇級初戦というのは本当に難しいと思うんです。
福島11R
やまびこS
◎01.メイショウアリソン
○04.アスタースウィング
▲06.バーニングペスカ
△03.ヒザクリゲ
△12.ヴォーガ
週中からずっと福島競馬場は雨模様だそうで、金曜日の時点でダートは重馬場。水が浮く程ではないと思いますが、脚抜きが良くてスピード勝負必至の状況でしょう。
この条件のレコードタイムが1分6秒9なのですが、これは1000万下(現在の2勝クラス)で記録されたもの。これ以上の記録を出さないと勝ち負けのラインに達しないかもしれませんし、今回は「展開の恩恵」というものが発生しません。純粋に高いスピードが必要。
そして上のクラスのダート短距離ならば、評価すべきは当然関西馬であり、栗東坂路調教馬。好時計記録ならばなお良し。
ある程度体の質や手先の形などは現場で判断するものの、大まかには筋力の強い関西馬の先行馬、ダート短距離の高額条件での実績が豊富な厩舎を評価する方針で行きます。
ダート短距離の高額条件実績が豊富な関東厩舎は、美浦BW閉鎖の影響でどれも本来の調整ができていないと思うので押さえまで。消しでもいいかも…。
関東馬で本当にスピード馬場得意なのはオーヴァーライトなのですが、ポリトラックコースの馬なり調教を続けていることや、今回去勢明けということで下げ。
一番の期待は、最短距離を走れる最内枠に入ったメイショウアリソン。準オープンクラスに入ってやや頭打ちに見える成績ではあるのですが、稍重以上の馬場=軽くでも湿って脚抜きの良い状況になると全て掲示板入り。良馬場だと露骨に成績が悪くなるタイプ。
マンハッタンカフェ×キングカメハメハの芝馬かと思える血統構成で、脾腹が薄く四肢の管が細いタイプですから、馬力の面での弱みがあるのでしょう。2度の1000万下勝利は両方とも稍重です。
隣の馬と競り合う形になるので競馬が難しそうですけれども、大幅な条件好転となるタイプだと思うので、今回は大注目。
アスタースウィングも、重馬場の成績が良いタイプで、湿ると自然に前に行く馬。
逃げた時だけ強い、重馬場経験が今のところないバーニングペスカですが、今回の条件では素直に評価します。体型的にも良さそうに思うので。
ヒザクリゲとヴォーガはこの福島1150mで1戦1勝ですが、今回は勝った当時と露骨に時計が違う条件なので、あまり価値はないです。
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