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★本日のメイン
中京11R
愛知杯
◎4.コルコバード
○11.ノームコア
▲5.ワンブレスアウェイ
△1.レッドジェノヴァ
△12.エテルナミノル
△14.キンショーユキヒメ
エリザベス女王杯が終わった後からヴィクトリアマイルCまで、ローカル牝馬限定重賞G3がターコイズS→愛知杯→中山牝馬S→福島牝馬Sと続きます。
この愛知杯は牝馬限定重賞の中でも珍しい2000m戦。基本的に牝馬は牡馬に比べて馬力足らずで、軽いスピードセンスを持つ馬が多く、その距離適性もマイラーや1800m向きという馬の絶対総数が多め。
そして、一度ターコイズSでそれなりの競馬ぶりを見せた馬は、続く愛知杯では距離適性の壁に跳ね返されるタイプが多いために、いつも人気馬がコケていて、単勝2桁人気の穴馬が軽ハンデと展開を得て突っ込んでくるパターンが多かったのです。
2000mだとそもそも牝馬は安定して走れないことが多く、かといってまともなオープン実績がある馬をどうしても人気させるので、力が足りないと思われている馬でも走れる爆荒れ重賞でした。
しかし今年は、前走ターコイズSが皆無。今回上位人気になるのは2000〜2400m重賞で好走した、エリザベス女王杯帰りの馬。
休み明けだったり左回り実績が皆無だったりする隙はあるものの、例年の愛知杯で上位人気しがちなタイプとは質が違います。
今年は大穴馬に走るチャンスがないというか、人気馬がだいぶまともです。さすがに今年は走られても仕方ないと感じてしまいますね。
愛知杯で関東馬が弱いというデータはあるものの、今回のエリザベス女王杯帰りの4頭は全てNF天栄&しがらき帰り。どれも追い切りはまっとうに走れていましたし、仕上がりの面ではほぼ文句なしだと考えています。
ひょっとしたら馬券圏内すらも、その4頭で占めてしまうかも…。
レッドジェノヴァは愛知杯で不利な最内枠ということで少し下げましたが、4頭ほとんど横並びぐらいの考えで。
一押しはコルコバードとノームコア、そしてポジティブな材料が多いと思うのがワンブレスアウェイ。
コルコバードはここまで馬体減り・輸送減りを全く克服できず、レースを使う前の消耗、使ったあとの消耗がやたらと激しい体質の弱い馬でした。
しかし長らく420〜430kg台を行ったり来たりだった馬体重が2017年になってから徐々に安定し始め、450kgに達してから即オープン入り。エリザベス女王杯もだいぶ輸送影響が心配されたのですが、減るどころかむしろ増えて生涯最高馬体重だった辺りで、陣営も気性のポジティブな成長を感じていたはず。
抜群の瞬発力がある馬なのに、いろいろ制限があり過ぎてなかなか出世できずに隠れていた素質馬です。丸山元気騎手も今年は相当乗れていますし、騎手の勢いにも注目。キャロットFの6歳牝馬ですし…。
ノームコアは馬体がどんどん増えていますが、これでいいタイプ。不安はレースを使わなさ過ぎて左回りの性能が分からない所。
ワンブレスアウェイは2走前にJ鉄+蹄の補正をしていたのですが、どうやら足元は大幅に改善なったようです。追い切りで常に舌越しをしていた馬でしたが、今回はちゃんと集中して走れていましたし、気性面での改善も感じます。
昨年の愛知杯ではダメでしたが、この愛知杯と直結するマーメイドS好走馬ですし、フォームが結構変わってきたようにも思うのでそこも期待。
中村均厩舎が解散寸前なのでキンショーユキヒメ、昨年勝馬なのにあまりに人気がないエテルナミノルを押さえ。
ランドネは前回が条件良すぎで今回が微妙。牝馬の逃げ馬は、後ろから差す馬がダメと判断できる時に評価したいですし、今年は差し馬がレベル高く2000m適性十分過ぎなので。
ウラヌスチャームは直前の追い切りが明らかにおかしかったです。走りがハマらないのか直線だけで手前を6回も替えて…何か悪い所があるんでしょうね。この馬の履歴で北村友一騎手は勝負じゃないでしょう。万全ならマーフィー騎手を呼ぶはず。
京都11R
橿原S
◎6.プレシャスルージュ
○4.ストロベリームーン
▲2.ロードエース
△7.ジャスパープリンス
準オープンクラスではゼンノサーベイヤーも大したことないので、他に勝ち馬候補を探したいのですが、全体に高齢馬だらけで冬場に使い込まれていて、上がり目が感じられないタイプばかり。
うーん…。前走1着馬同士の取捨でいいと思うのですが。
非常に気になるのは4歳馬ではなく、明け7歳のプレシャスルージュ。
この馬は音無厩舎所属時に1200mで一度頭打ちになったという判断で、しばらくコーナー4回の中距離を使われていた馬です。しかしずっと結果が出ず。
そのうち高柳大輔厩舎に移り、いろいろ試してみた結果、転厩6戦目になって改めて大幅に距離を縮めたのが前走でした。「やっぱり短距離馬だったんじゃねーか!」というわけです。
高柳大輔厩舎は今年で3年目なのですが、いい厩舎ですね。今のところ馬質では遥かに劣る方で、こうして他の厩舎で完全に頭打ちになった馬を再生させて成績を挙げている厩舎ですが、これで厩舎のランクが黄色ですからね。かなり優秀です。
今回もブリンカーは装着していますし、テンに行く脚はある馬なので、ジャスパープリンスとゼンノサーベイヤーのテン争いにも食らいつけるはず。
ストロベリームーンもロードエースも、勝って成長して来るならOKですが、まだわかりません。栗東坂路は先週今週と時計が速い方だったのに、追い切りがイマイチじゃないか?とは感じました。
東京11R
白富士ステークス
◎6.アップクォーク
△9.アドマイヤアルバ
△5.マイネルサージュ
△7.エンジニア
△1.トリコロールブルー
やたらとデキの悪い馬ばかりが集まりがちで、1年のうちでも非常にパドックのレベルが低いレース。
重賞戦線で戦ってきた人気馬も結構遠慮なく登場することが多いのですが、相手が近走大敗馬ばかりで有利だろうと思いきや、相手弱化を狙った馬自身の馬体も落ち目ということが多いのです。
現場で見ていると本当に皮膚の厚い馬、体の緩い馬同士の取捨になるので、何だかわけがわからなくなるほど馬選びに迷いが出ます。
そのようなデキ不安の一切を払拭してくれるのがアップクォーク。
1戦するごとにすぐ休んでばかりで数を使えないうえに、夏場が苦手。体型もそうなのですが、実績からも明らかに日照量が少なく涼しくなってから走り始める秋〜冬馬タイプ。
鉄砲実績豊富で、東京コースの不安も冬場に仕上がるのかどうかの不安もなし。マーフィー騎手が初めての東京コースでピント外れにならないかどうかだけ。
最初に触れたように、近走大敗馬のデキがホントに酷いレースなので、相手はこれだと1点2点で選べるような場面ではありません。あくまで指数が足りていて面白そうなタイプを押さえているだけ。
ダイワキャグニーは昨年夏急に脾腹が寂しくなり、そこから競馬でチグハグになってきてスランプ真っただ中。どうしても控える競馬をしたい横山典弘騎手の方針も良く分からないのですが…。
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