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★本日のメイン

小倉11R
小倉日経オープン
◎3.マサハヤドリーム
○5.レトロロック
▲7.エンヴァール

特に前有利や外差しばかりに偏った馬場でもなさそうなので、素直に行きます。
小倉巧者のマサハヤドリームとレトロロック。そして格上挑戦ですが、外国人騎手との相性が非常に良いエンヴァール。
それなりに飛節の折りが深く、坂コースでもエンジンの掛かりが悪いタイプながら、ロングスパート性能には長けたタイプ。
キョウヘイとテイエムイナズマは、トモが甘いというか非常に緩く、トップスピードを長く持続する競馬は向いていないはず。

札幌11R
キーンランドC
◎13.キャンベルジュニア
○7.ダノンスマッシュ
▲11.ナックビーナス
△14.タマモブリリアン
△12.トゥラヴェスーラ

曇りが続いて気温も低くなり、土曜日の渋った馬場がそのまま維持されるようであれば、時計が掛かって瞬発力も削がれ、スピード持久力が大事な状況になるでしょう。
パンパンの良馬場で1分8秒台、コーナー大回りの札幌芝1200mは、やけに中距離血統クラシック血統が活躍する条件ではあります。
しかし、雨と荒れ馬場で消耗戦になる馬場状態なら、競馬の質が大いに変わります。決め手に優れるタイプを典型的短距離馬が逆転できるはず。
今回のメンバーは細身のキンカメ&サンデー系の馬がやけに多く、決め手に秀でたつもりでここに臨んでいる馬が多い印象。
パワー満点でどっしりした馬が、あまりに少ないなと感じていた所です。

キャンベルジュニアは、このメンバーの中ではひときわ筋肉総量が多く、ダントツの巨漢パワータイプ。
もはや550kgに迫ろうとしているほどで、実際にトビも大きいですし、実績からも瞬発力皆無なのにマイルをこなせるタイプ。
もちろんこの体型だけに、時計の速い決着はどちらかと言えば苦手。今年に入って克服した様子こそありますが、勝ちきれはしていません。
しかし京王杯SCを前の組で展開して粘れる持久力性能があり、我慢比べは相当得意なはずです。
むしろ距離を縮めて正解、できれば個人的にはココからスプリンターズSに向かってほしいと感じるほど。
現オープンの短距離馬は中型傾向でひ弱なタイプが最近増えていますし、この馬レベルのパワーを持つ馬はおそらくいないでしょう。

また、今回のキーンランドCはWASJに登場している騎手が9人もいます。
WASJ第1戦では、外から被せられて仕掛けやテンポの遅れた馬が多数いましたが、このキーンランドCも、内に押し込められて密集するとまずいタイプが多数。
モレイラ騎手騎乗のナックビーナスに対し、デムーロ騎手騎乗のキャンベルジュニアが外。おそらくフォーリー騎手ならば、キングハートですら先行させて絡ませてくるかも?
1列目が複数雁行となって、同じ競馬で被せられて詰まる馬が多発しそう。
内に押し込められるうえに、渋った馬場で脚を取られる状況では、あのWASJ第1戦と同じく、斤量を背負う4歳以上牡馬が不利になります。
「斤量の重たい内枠の差し馬」は全て軽視します。レッツゴードンキは、55kgの分ちょっと期待値が下がるかも。ムーンクエイクはコーナーワークで勢いを出せない以上、この枠からどういう競馬をすればいいのか…。
というわけで、外枠から自分のテンポで動ける54kg以下は、全て押さえます。
2列目での追走が可能で、53kgが非常に有利だと思えるダノンスマッシュが相手本線。

新潟11R
新潟2歳S
◎7.エイカイキャロル
○5.ロードアクア
▲2.エルモンストロ
△6.ケイデンスコール

WASJが始まってから徐々に出走馬のレベルが落ち始め、4年目の今年は少頭数になってしまいました。ちょっと名を上げた勝ち方をした馬は全くいませんね。
馬としてのモノの良し悪しは、当日見てみないと正直分からない所ですが、WASJに出走する有力騎手が乗っていて、仕方なく乗り替わりになった馬に注目しています。
エイカイキャロルとロードアクアはどうでしょうか?なかなか良い馬体をしている方だと思うんですが…。
エイカイキャロルはパドックで最後尾をのんびり歩いていたとぼけたタイプですが、スタートは決まりますし直線の追い比べでもビビッドに反応、脚の回転が速いタイプ。
珍しく北村宏司騎手が栗東にまで駆けつけて、追いきりに騎乗していました。確勝級と思わせるポテンシャルの馬はいないメンバーですし、上積みは確実にある馬なので、当日の比較次第では。
ロードアクアも、新馬戦はデムーロ騎手騎乗で1番人気になっていた馬。そこそこバネもあって良かったと思います。日曜日に栗東坂路で50秒台を出していますね。
この2頭ともに、新馬戦の時計が平凡で評価を下げていますが、確かな上がり性能を見せていて、勝ち方も余裕があった馬です。このレースに適合する性能の片りんは見せていたと思いますが。
エルモンストロは結構完成度高めの方かと。中竹厩舎は今季の2歳馬だけで既に5勝、函館2歳S勝ち馬を出しています。
この夏に急に角居厩舎所属馬が流入してきて捌くのが大変そうですが、その前まではソロルが引退するなど、高額条件馬がだいぶ整理されていて、2歳戦の速攻ができる体制を整えていました。早い時期の勝負に非常に前向きだったはず。

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札幌10R
WASJ第3戦
◎6.フリーフリッカー
○7.リリカルホワイト
▲11.リキサンダイオー
△14.ケルフロイデ

土曜日の雨の影響で、明らかに脚抜きが良く高速化し、前が有利のダートに変貌するはず。土曜日も断然前有利傾向でしたね。
要求される時計水準はおそらく1分43秒台、馬場次第では42秒台も。エルムSと同様、まずは逃げ馬候補から考えるべき。

ここはさすがにフリーフリッカーでしょう。
Aランク4頭で見比べても、1頭だけどう見ても力が違います。
また、当面の逃げ馬候補は現状まだ太めで外枠に追いやられましたし、その他のAランク対象馬は脚質が後ろから追い上げるタイプ。そのうち1頭は久々ダートのケルフロイデ。
Bランク対象馬はどれも近況不振続きですし、この枠の配置がフリーフリッカーだけ非常に有利です。
おまけに武豊騎手は土曜日に一つ勝利しているので、
もう一つ勝てばそれだけで60点リード。3鞍合計で68点、例年の優勝水準です。10R、11R、12Rどれに力が入るかと言えばここしかありません。
もちろんこのレース開始までだいぶ時間があるだけに、他の騎手も考える時間がありますし、レースでこの馬を負かそうと殺到してきますが、状況有利な場面をキチンと勝ちきる能力があるからこそ、WAJS出場騎手としてこの舞台に立てているわけですから、何とかしてほしいですね。

基本的に隊列勝負となるのは間違いないと見ているので、先行できると予想がつくタイプを評価したいのですが、追える騎手揃いで脚抜きの良いダートですから、日本人騎手が扱いに苦労している脚長大型馬の巻き返しに期待。
不良馬場ダートでこれまで2勝しているリリカルホワイトが良いと思っています。
メンディザバル騎手自身、過去の日本での騎乗傾向は小柄な馬より大型馬得意。とにかくズブ馬を動かせる騎手なので、この配置はかなり良いのではと思います。
リキサンダイオーは脚抜き良いダートで連勝した履歴がある馬、ケルフロイデは極端な不良馬場になれば芝慣れしているスピードが有利になると見て。
モレイラ騎手騎乗のエンクエントロスは、ここまでの履歴では速い馬場苦手な方。

札幌12R
WASJ第4戦
◎7.マイネルファンロン
○11.スマートエレメンツ
▲10.オールドクラシック
注14.ベイビーステップ
△4.プレイヤーサムソン

第3戦で武豊騎手が勝ってしまったのならムードがどう変わるかわかりませんが、WASJの最終戦は、ここを勝ち切れればシリーズ優勝という立場の騎手が5指に余るほどいるのが普通。
一見逃げ馬不在のメンバーに見えますが、捲り勝ち履歴のある馬が3頭いますし、ペースに隙があろうがなかろうが、「無茶でも勝つための競馬」を仕掛け、標準以上にペースが速くなるのが常。全4戦で一番面白いレース展開になるはず。
とにかく展開が荒れに荒れるので、ここをちょうど良いポイントで収めて…なんて器用な乗り方はできる筈がないんです。
今回はAランク対象馬が全て500万下を勝ち上がったばかりの馬。これはちょっといびつですね。普通にスローで流れれば能力通りかもしれませんが、標準的なスローとは外れる、想定外の展開に戸惑う可能性もあるはず。
降級馬でありながら近況が悪くてB〜Dランクになっている馬もいるので、当日の気配だけでなく総合的な能力をよく見比べておきたい所。

武豊騎手は3戦目で有利な馬に乗っていますが、一つ勝てば優勝が近づくルメール騎手は、ここのスマートエレメンツに騎乗。しかし第3戦とは違い、ここはAランクの相手がかなり強力。
特にマイネルファンロンは、春に見た時の馬体もオープンレベルはありましたし、前走の勝ちっぷりも抜群。さすがに1000万下条件も通過点に思えます。
前がやり合ったり捲りが来ても、折り合いがいいのでやり過ごして、自分のタイミングでスパートできる強みもあるはず。
フォーリー騎手も土曜日に2着があるので、シリーズ優勝には十分射程圏内。

そして厳しいペースになった場合に注目したいのは、降級馬のベイビーステップと、1000万クラス入着が複数回あるオールドクラシック。






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