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★本日のメイン

札幌10R
WAJS第1戦
◎13.ワンダフルラッシュ
○5.サクラデコラシオン
▲14.アイファープリティ
△10.コロラトゥーレ
△4.アイアンクロー

札幌は前日売り取りやめ中。台風の進路がどうなるか心配ですが、札幌競馬場自体はパラパラとした雨で、馬場を湿らす程度だそうですね。
土曜日にまだ止まないという話もありますし、時計が掛かる馬場にはなるでしょう。

そもそも平凡な馬を駆ってハイレベルな争いをするWAJSは、基本的に馬群ばかりが窮屈で、馬群の内を割ってズバっと抜け切るシーンがあまりありません。あまり、というかほぼないですね。
マークがあまりにも厳しすぎますし、札幌のコーナーをみなタイトに回ろうとするからです。内枠のアドバンテージを捨てて他の騎手にスペースを明け渡すのなんて、日本人騎手ぐらいじゃないでしょうか?
おまけに雨でぬかるんで細かく脚を使うのが難しい馬場状態。なので基本的には、内枠を引いた馬はそれだけで評価を5割減としたいところ。
どのレースもA〜Bランクの馬がおよそ7頭いますが、条件なりの適当な取捨でもっと点数を絞って行きましょう。

ここは函館〜札幌開催の間に複数回使われた馬同士の番組。他路線のフレッシュな馬がほぼ見当たりませんね。
シルヴァーコードは2走前に函館を使っていますし、今回は間隔が短いのに美浦から直前輸送だそうです。他場との両にらみでしょうけどなぜここに突っ込んだのか…。本当に競馬場に到着できるんでしょうか?消耗度は計り知れません。
一応前走北海道で走っている馬ばかりなので、ある程度デキの良し悪しは分かると思いますが、今回一番危険なのはショウナンアエラだと思います。
後肢の腫れがまだ残っているようですし、パドックは捌きのぎこちなさが残ったままでした。自分は腰が緩んでいたようにも見えます。
あのレースは、降級馬としての地力の高さもありますし、モレイラ騎手がにらみを利かせて何とか有利に運んだ内容でしょう。
Aランク対象馬として注目を集めてしまいますし、揉まれたり被されればアッサリ怯む馬なのは馬柱を見ればわかること。マークが上がる上にモレイラ騎手ではない、というね…。
また、WAJSの芝1200m戦は、基本的に牡馬4歳以上の58kgは消し。条件クラスの芝1200mでこの斤量に耐えるのは、すぐポンポンと上に上がるレベルでないと無理。
過去3年を見ても、1〜3着内9頭中8頭が斤量を2kg見てもらえる3歳馬か、夏にちょっと強い牝馬。
また、WAJSの性質上、馬群がかなり密集するだけに、地力があって馬群の外を回ってくる馬が相対的に有利にはなります。
狙いはワンダフルラッシュ。前走は生涯最高馬体重の450kgでしたし、パドックもだいぶ勢いがありました。
半分よりも内の枠だとしょっちゅう壁で詰まるタイプですが、今回は絶好枠。また、勝負になるのがだいたい1分9秒台で時計性能もイマイチな馬。雨で渋るのは大歓迎でしょう。
今回は好走するための条件がいろいろ揃ったように見えます。
昇級後の2戦、詰まり通しでキチンと力を出せてないサラデコラシオンも、ビシッと追える騎手に替わるのはプラス。

札幌11R
WAJS第2戦
◎3.レッドジェノヴァ
○5.アドマイヤエイカン
▲13.プロフェット

馬連ベースならそうそう大荒れしないWAJSの2000m。1200mや2600mに比べれば、標準的総合力が問われ紛れもあまり少ないレースと言えます。
昨年がその後エリザベス女王杯2着するクロコスミア、3年前がその後JCで4着するジャングルクルーズですから、非常に真っ当な強さが求められるものと考えて良し。
まあ、何もそのレベルの馬を無理やりにでも探せというわけではなく、このメンバーで総合力上位と見て取れる馬を素直に選べばいいこと。
単純にA〜Bランク対象馬からこれだなと感じる馬を選べば良し。

ドレッドノータスは外国人騎手が乗るなら評価しましたが、戸崎騎手なら下げます。これはハービンジャー産駒で一貫して言い続けていること。プロフェットもモレイラ騎手で好走→桑原騎手だと正直怪しい所はありますね。
レッドジェノヴァは牝馬らしくないというか、牡馬相手に真っ向勝負で2600mを勝てる特殊なスタミナ系。
長距離かつ瞬発力が必要になる東京2400mでは一息でしたが、2000mは我慢できるはず。スタミナ勝負に持ち込んでごり押せるぐらいの馬だと見ています。
アドマイヤエイカンは当然評価対象。
逃げ馬不在に見えるメンバーだからこそ、隊列が案外おかしくなりそうなことに注意してください。そして変な展開になれば、なおさら隊列の有利が減ってIDM上位馬の安定感が増します。

小倉11R
釜山S
◎8.カフェブリッツ
○2.ベルウッドテラス
△4.ティーポイズン
△7.テルペリオン

カフェブリッツは2100〜2400mで好走した履歴がある超巨漢馬。手足もお腹も長くパワーもあります。
なのに最近は短すぎる距離ばかり使われていますね。いったい誰の見立てでしょうか?マイル以下だと一度もまともに走れていないのにマイルを走らせようとするのは…。少なくてもコーナー4つ以上、捲りが入るというか息が入る余地があった方がいいですね。
今回は小倉のツボをもう理解したアヴドゥラ騎手ですし、巻き返しを期待したいです。
やっと復調気配が戻ってきたベルウッドテラス、意外と先行力ある大型先行馬ティーポイズンにも注意。

新潟11R
BSN賞
◎2.サルサディオーネ
◎4.ナムラミラクル
△5.サクラルコール
△7.ローズプリンスダム
△3.マイネルバサラ

先週の新潟ダートは逃げた馬か2番手が全勝。
雨で砂が流れでもしたのか、あるいは有力騎手が他場に散ってペース判断の丘四位騎手しか残っていなかったのかは不明ですが、開催が進んで粒子が細かいのか、ダートの質が軽くなっているのは確かです。
決して一過性の極端な事象ではなく、今週もその傾向を引き継ぐのではないかと考えています。

内枠を引いて、51kgで単独逃げ候補のサルサディオーネは、状況がかなり有利。
そもそもBSN賞は圧倒的に前有利のレース。頭数がフルゲートの4分の3以下で、ペースも落ち着きそうならなおさら。
あまりにペースが厳しかったプロキオンSで不本意な競馬になりましたが、今回は楽な先行ができるナムラミラクルもかなり有力でしょう。
一瞬の加速が効く軽量の差し馬を押さえますが、基本的にはこの2頭で見ています。

リアファルは両前肢の裏筋がパンパンに腫れていて未だ改善せず、たまに蹄も悪くしています。
追い切りでいい時計を出しはしますが、それは基礎性能が高いためであって、パドックに出ると腰砕けや太目残りばかり。
ちょっと今回も、いい条件とは思えないだけに評価は難しいですね。





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