出 馬 表へ戻る



★本日のメイン

新潟11R
ルミエールオータムダッシュ
◎13.アルティマブラッド
○14.アクティブミノル
▲7.ナックビーナス
△16.アペルトゥーラ
△15.プレイズエターナル

直線1000mは準オープンクラスまでなら、直線1000m独自の特殊適性が必要となりがちですけど、オープンクラスだと案外そうはいきません。
オープンクラスに上がってから1年2年通して、複数回勝ち負けできる馬の性能が相当に高く、総合スピードで上回ってしまうからです。
いっとき、アイビスSDを勝ち負けするタイプを探す時に「直線1000m向きの体型がどうのこうの」が流行った時もありましたが、すぐ廃れました。
今年のラインミーティアも直線1000mだけの馬かと思いきや、続くセントウルSで好走できたりしていましたよね。こういう例に見るように、重賞レベルで優勝に届く水準の馬は、芝1200m高位重賞でも足りてしまうもの。
結局は短距離部門でごった煮のような入れ替えを繰り返していて、芝1000m部門と芝1200m部門がハッキリ隔たれているわけでもなく、総合流入があって複数世代にまたがって滞留する馬もいるわけですから、どの馬もスピード自慢であり且つ層が厚いと。
芝1000m経験がある馬でも、あるいは走ったことがなくても、オープン〜重賞でのメンバーで比較するなら、IDMで比べるのが一番正解に近いと感じています。

近走、抜きんでた内容の準オープン勝ち馬がいないようならば、オープン〜重賞での好走内容を比較すればいいと。
その中で、直線競馬が初めてで今回適応しそうだと思っているのがアルティマブラッド。
とりあえず好走時のIDMで、今回のメンバーでは能力上位になりますよね。それを踏まえて言うなら、かなり脚が短い直飛節で、完歩が若干小さく、走りに溜めがないタイプ。1200mだとどうしてもいい脚一瞬なのですが、直線競馬なら脚を使い切ることも十分可能だろうと。
当然、ナックビーナスも高評価します。勝つならこちらか?という気持ちもありますが。
1000万下でまだうだうだしているレッドラウダ、同じ意味で準オープンをスパッと勝てないアースエンジェルは軽視。

京都11R
カシオペアS
◎12.マイネルハニー
○4.グァンチャーレ
△1.メドウラーク
△2.クラリティシチー
△10.ベルーフ

逃げ先行馬も含め、全馬が馬場の悪い内を避けて走る状況のようで、その悪い内を掬って差すこともないというのなら、隊列読みが重要。
今回のメンバーならまず単騎楽逃げになるであろうマイネルハニーを素直に信じます。上がり掛かる馬場は得意ですし、しばらく良馬場での競馬ばかり続いたので忘れている人も多いかと思いますが、重馬場の鬼。
G1開催の裏というのもあるんでしょうけど、柴田大知騎手が乗りに来るというのは驚きました。
京都が滅法強いグァンチャーレも、おそらくここ狙いという調整過程だけに。
その他は、近4走でオープン上位の内容を見せている馬を拾います。

キョウヘイは小ぶりの体格の追い込み馬。前走ちょっと良い競馬をしたことで人気を集めそうですが、そもそもの脚質が追い込みであり、決してここまで毎レース確実な末脚を見せるような、アテになるタイプでもありません。
こういう馬は世間のマークが前に寄っていて、評価が外れた時こそ拾うべきで、1番人気で走るかどうかを悩むために頭を使ってはいけません。人気する時点で即消し。

東京11R
天皇賞秋
◎2.サトノクラウン
◎3.ネオリアリズム
○7.キタサンブラック
▲15.マカヒキ
△9.ソウルスターリング
△18.シャケトラ

どれだけ強力な馬でもキッチリと打ち負かして来たキタサンブラックの目線から見ても、今年の天皇賞秋はかなりの豪華メンバーに見えます。
宝塚記念勝ち馬、安田記念勝ち馬、ダービー馬2頭、海外G1馬までいて、毎日王冠勝ち馬と札幌記念勝ち馬もしり込みすることなく出走してきました。
キタサンブラックが勝ち負けしてきた過去のG1と比較しても、これはかなりのレベルでしょう。大阪杯に比べても段違いですし、過去一番と言ってもいいのでは?
そしてその相手のレベルが高過ぎることが、キタサンブラックにとっての最大の不安でしょう。宝塚記念のようにかなり序盤から執拗なマークに遭いそうだということ。

キタサンブラックの宝塚記念の負け方は、内ラチ沿いが雨悪化で使い辛い状況で、先手も奪えず2番手も取れずで、4コーナーも馬場の外。他馬にペースを譲り、道中から直線まで一切内ラチ沿いを進むシーンがなかったというものでした。
実はラチを頼れないと一息なのでは…。という話もちょっと出ていますが、それよりはキタサンブラックの意のままのリードをさせないこと。これがマストでしょう。
G1を勝ち負けする水準の馬が、全てをかなぐり捨ててまでキタサンブラックを揺さぶる役割を果たすことで、二の矢三の矢どれかが刺さる、という競馬でした。
そして今回、外人騎手を5人揃えてその宝塚記念の再現がなされるかも?!という状況なのです。

特に注目すべきが、G1馬2頭を揃えてきた堀厩舎陣営でしょう。
まずキタサンブラックよりも内の枠を引いたネオリアリズムが、内に滑り込んでキタサンブラックを外に弾く。あるいは道中の優位を引いて、キタサンブラックの進路を惑わす役。
その間、シャケトラやソウルスターリングやらが道中かなり絡んでくるはずです。
しかるのちに、ちょっとやそっとの荒れ馬場では苦にしないサトノクラウンが、他馬が避ける水準の悪い内側を苦にせず接近して、満を持して捉える役。
こういうレース展開が十分描けそうな配置だということです。
もちろんネオリアリズムのように、充実ぶりが凄くてタフネス比べでも生き残れるぐらいであれば、キタサンブラックを競り落として粘り込んでも可。

折からの雨で馬場はだいぶ悪化し、おそらく道中使えるベストルートは菊花賞のように結構狭いはずですが、だからこそキタサンブラックにピッタリ沿う形以外の奇策は空振りに終わるはず。
現時点での格下馬では相当に厳しいと見ていいでしょう。結局はG1複数勝利馬か連勝馬、それなりの格に準ずる馬同士での決着になると思います。








出 馬 表へ戻る
M-JRDV文字サイズ設定 ||