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【東京1R】
◎6.タケルデューク
○13.カラフル
▲14.ナスレンザン

 ここは初ダートと距離短縮に興味を惹かれるタケルデューク。スピードは見せている。短距離の方が合ってそう。カラフルはこのメンバーなら決め手上位に置いても良いが、走りの小さいタイプで、高速馬場にまでなってしまうとどうか。といっても下級条件のルメール騎手に逆らうのもなかなか怖いが。ナスレンザンは一応前回の時計で上位には走れても良いメンバー。


【東京2R】
◎6.ゴライアス
○14.サムライブルー
▲12.オクタヴィウス

 ルヴァンスレーヴが勝った新馬戦はなかなかメンバーは良かった。2着馬ももう勝ち上がっている。僅差だったゴライアスも有力。前走レコード決着で離れているとはいえ3着で、走破時計自体は悪くないサムライブルーが相手筆頭。オクタヴィウスもスピードは見せた。時計を詰められれば。


【東京11R】天皇賞(秋)
◎7.キタサンブラック
○2.サトノクラウン
▲13.グレーターロンドン
注9.ソウルスターリング
△4.リアルスティール
△15.マカヒキ

 土曜は思ったよりも雨が降らず、良馬場で一日を終えたが、さすがに明日のメインの頃ともなるとそうはいかないだろう。例年のような切れ味を武器にする馬よりも、スタミナを評価していい年になるのではないか。となると、やはり筆頭はキタサンブラックになる。宝塚記念の敗因は疲労の蓄積。休み明けも距離もコースも問題ない。一つだけ懸念があるとすれば、引退と同時に秋GTフル参戦の予定が発表されたこと。いわゆる秋3冠は過去にテイエムオペラオーとゼンノロブロイが達成はしているが、簡単な偉業でないのは周知の通り。キタサンブラックも春3冠を目指したが失敗に終わった。能力だけならここからの3戦、どのレースでも勝てる馬だが、3戦全てとなると簡単ではない。どこに最も力を入れるのか。陣営しか知る由はないが、すべてのレースに理由は付けられる。今回は天皇賞の春秋連覇が目標。

 対するはサトノクラウン。もちろん、この馬を上位評価に置く理由として渋馬場になるというのは大きい。3、4歳時にも参戦しているが、いずれも大敗。良馬場2000mでのスピード勝負では歯が立たないことは証明されている。一方、宝塚記念や京都記念、なんなら弥生賞など、渋った馬場は滅法強い。この馬の力を出せる馬場と見て。

 一発があるとするならグレーターロンドンを挙げたい。これまでの成績としてはいかにも切れ味が勝った内容だが、血統に注目すると、母ロンドンブリッジは、菊花賞馬となったキセキの母母。要は、グレーターロンドンとキセキの母ブリッツフィナーレは全姉弟。先週程の極悪馬場でなくとも、渋った馬場に対する適性は血統からは垣間見える。もちろん、決め手が活きる状況が残っているようなら、それはそれで武器を使えることになる。気になるのは2000mが初ということだが、例えばアグネスデジタルが芝2000mは初だった(ダート2000mは大敗ながら経験済み)。当時も雨。3歳時にマイルCSを勝っていたデジタルに比べて格は物足りないが、安田記念や毎日王冠の内容からもGT級には足りて良い。キャリアは浅いが遅れて来たハイレベルの5歳世代。こなせさえすれば。

 以下は相手候補と考えるが、まずはソウルスターリングの見直しから。同世代相手なら決め手上位にもなったが、古馬牡馬相手ではそうもいかなかった。その辺りはやはりガリレオの血統なのだろう。超スローでは分が悪かったが、前回ほどペースが緩むことはないはずで、流れには乗りやすいと思う。一方懸念材料は渋馬場。桜花賞はそれが原因で伸びが甘くなった。いわゆる欧州血統でも道悪が下手な馬はいる。ソウルスターリングもそのタイプなのだろう。あまり悪化するようなら下げ。

 リアルスティールは1800mベストと言われるが、馬体や能力としては、そんなこと言わずにもっと勝ってくれ、と思う。ただ、前走は思いの他好仕上がりで、果たして上積みがあるのかとなると少々疑問。マカヒキは1年以上振りに見ることとなったが、やはり馬体は良い。欲を言えばもう少しボリュームアップしても良いとは思うが。前走くらいまでは鞍上も酷い時期だったが、先週辺りから復調の兆し。一般的に不利と言われる外枠も、雨で馬場が悪化したらそこまで不利でもなくなる可能性は考えておきたい。実際、重馬場だったのはデジタル、テイエムオペラオーの2年に遡るが、どちらも7枠での勝利だった。血統的には極悪馬場までは辛いが、渋るくらいならこなせるはず。これでもダメだというのなら、本格的にこの4歳世代はレベルが低いと言わざるを得ないだろう。





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