ｽﾀｯﾌｺﾗﾑ

★本日のメイン

新潟11R
北陸S
◎15．ディオスコリダー
◎6．ゼンノサーベイヤー
▲3．ストロングトリトン
△4．ヒカリブランデー
△13．ヒカリマサムネ

準オープンで頭打ち状態の馬と、全く底を見せていない昇級馬との組み合わせなら、そりゃ前走1着馬から入ります。
ディオスコリダーは海外遠征のダメージがまだ残っているのか、痩せ気味の体つきで歩様も窮屈でしたが、使いつつ慣れてきて1000万をアッサリ。
あの7分気味の体つきで勝てて、もっと良くなるのが間違いないのであればそりゃ評価は高まります。
ゼンノサーベイヤーも小細工せず強気なスピード主張をしたら楽勝でした。このクラスは出戻りになりますが、メンバーを見たら再度主張可能にも見えるので。
あとは新潟でしか勝ったことがないストロングトリトンのクラス下がり、新潟で好走した履歴の方が多いタイプを評価します。

ドリームドルチェはおそらく野中騎手（根本厩舎の所属）の時しか仕上げてこないと思います。それに根本的に夏馬。

東京11R
ブラジルC
◎8．ナムラアラシ
○16．モズライジン
▲15．スリータイタン
△14．サングラス

水浮く不良確実、という情勢ですよね。
超高速ダートでレコードまで出そうなスピード勝負であれば、一番厳しいのはむしろ逃げ先行馬。
下級条件なら何とか能力の差で我慢できても、500万や1000万下クラスぐらいから断然追い込み有利になります。中盤で息継ぎできないラップになるからですね。
それに前走大敗続きの馬が多いように、パドック目線でもだいぶ悪い形の馬だらけなので、当日の気配もちょっと良く見ておきたい所。
キクノソルは4走前当時の体つきではもうなくなってしまいましたからね…。

狙いは捲り差しに近い脚質の軽量馬。
ナムラアラシは6走前に同じ条件のブリリアントSで3着に好走していますが、当時でもまだグズグズに太かった状態。
2走前の釜山Sは520kgに絞って激走しているんですよね。重賞挑戦から中2週、ひと叩きで輸送で絞れるなら期待。
モズライジンは2100mで2戦2勝。この条件相当得意なのでは、と思える履歴です。決して馬体は悪くもないですし、流れが合わない競馬が続いたので今回じっくり構えられれば。
スリータイタンは8歳馬なのに元気です。高倉騎手ならむしろ策もないでしょうし、馬なりの競馬でハマるはず。
サングラスは大幅な相手弱化。体がまともなら。

京都11R
菊花賞
◎5．トリコロールブルー
◎10．ベストアプローチ
▲12．ミッキースワロー
△2．ウインガナドル
△6．マイネルヴンシュ
△3．スティッフェリオ

まずただでさえ低レベル世代化も…と言われているメンバーなのに、神戸新聞杯の勝ち馬不在。
それなりに前哨戦をいい形でまとめてきた馬が登場してはいるものの、やはり菊花賞の舞台で理想とは言えない馬ばかりです。3000mのゴール板を知っていて馬なりで勝てる、なんて適性の高い馬はいないはず。
おまけに台風急接近で馬場が大いに悪化しているわけですから、とんでもない決着になってもおかしくないだろうと思いますね。
そもそもが運のよい部分、当日何か助けとなる好材料に恵まれた馬が勝つ菊花賞になるのでは。

そしてこういう時に着目したいのが、鞍上の腕っぷしの強さです。
安藤勝己騎手のザッツザプレンティ、岩田康誠騎手のデルタブルース、内田博幸騎手のオウケンブルースリ。どれも菊花賞以外ではなかなかチャンスに恵まれない長距離寄りのズブ馬でした。
その他にも若手の初G1制覇や2勝目だったり、外人騎手お披露目でのG1初連対が菊花賞ということは案外ありますよね。
本質的に適性がピタリ合うわけではない、ただスタミナ自慢という馬を、騎手の腕で無理やりピントを合わせて持たせた結果が菊花賞制覇というのはままあること。
今回の馬場＆距離条件でベストの馬を探すと言う観点よりかは、三位一体で評価してこそという目線の方が重要ではないかと思います。
内枠のステイゴールド産駒だとかの前に、熾烈な叩き合いになった時に「勝ち切る」ことができる騎手に期待したい所なんですよね。

トリコロールブルーは、決して能力の高さを証明したわけではないのですが、春と比べて明らかに違う馬体になってきたのは間違いない所。
戸崎騎手が京都でどうかという話もありますが、この馬に過去騎乗して勝ち負けどちらも経験していますし、乗り方としてのツボは理解しているはず。
内枠を引いた強みを上手く活かすことができれば、ですね。直前追いきりではポポカテペトルをアッサリ突き離しています。
ベストアプローチは未だ1勝馬ですが、賞金十分で菊花賞への出走権はありました。だからこそ藤原英昭厩舎のG1仕上げに期待できます。
春は常にディープインパクト産駒・キングカメハメハ産駒ばかり有利な条件にぶつけていて、それでも渋太く食らい付く内容が続いていましたし、青葉賞のような底力勝負で力を見せたのは良いと思います。
上がりの掛かる場に変われば、ポテンシャル発揮も十分あり得るでしょう。

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