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★本日のメイン

中山11R
中山金杯
◎14.ライズトゥフェイム
○12.バロンドゥフォール
▲4.ネオリアリズム
△6.ブライトエンブレム
△3.ステラウインド
△7.マイネルフロスト

本追い切りは昨年末の30日、31日になるようですね。
しかし今回、金杯は変則日程の火曜日開催。そこから中4日も空いていますし、どうも金杯当日が近づくにつれ、追い切りトーンが落ちてる馬も多い様子。登録段階で19頭いたはずなのにフルゲートが埋まらなかったということは、中山金杯を狙いたい馬がフルゲートを争ってたわけではなく、出走可否を馬の様子と相談しつつの陣営が多かったということでしょう。1日を通してフルゲートが埋まったレースが少なめだったように、1年の頭とはいえ、やっぱり変則日程は嫌われがちなものです。おそらく過去5年の中山金杯と比較して、それこそ過去最低のパドックレベルになる可能性が高いのではと考えてます。
だからこそ、こういう状況では「体調キープ」が一番の命題ですし、詰まってない日程での前走好走馬が有利。そして、どこか別のレースと天秤にかけたわけではなく、明らかにこの中山金杯に向けて狙った調整をしてきた馬を重く見ましょう。
実際、この東西両金杯は、ゴール前まで一団がビッシリ競り合う僅差決着というものが少なく、そんなに細かいハンデ調整が効いた結果というものが少ないです。大半がまともな出来で出てこれなかった、あるいは条件がそもそも間違いすぎてたことで、1秒以上負ける人気馬もしょっちゅう。
細かいハンデ有利が効かず、馬本位で予想した方がいいレースなんです。とは言え、昨年のようにG1馬を輩出したほどの高レベルでもないと思いますが。

ライズトゥフェイムは、石川裕紀人騎手に替わって、これまで全て上がり最速を記録。馬がこの秋に充実してたタイミングとかち合ったこともあるでしょうけど、明らかに手が合ってます。また、今回はこの馬のベスト条件である中山2000m。まあもちろん、時計の速い記録がないため単純に威張れるものではないにせよ、陣営がこの条件の高額条件を目標に意思統一しやすいというポイントもあります。実際、池江泰寿調教師が有馬記念オーシャンブルーに指名して注目されましたが、その前の週から石川騎手はライズトゥフェイムの本追い切りに騎乗してます。その頃から騎乗確約があり、気持ちはこの中山金杯にあったということでしょう。チームとしてこの中山金杯に一丸となってることは、こういう混戦では評価を高くしたいですね。
フルーキーは久々のコーナー4回、初めての2000mという割に、この中間の調整過程が前走朝日CCの直近状況に比べて軽すぎ。ヤマカツエースはこの中山金杯と相性が悪すぎる福島記念勝ち馬で、上がりタイムや走破時計が遅すぎ斤量も違うと。追い切りも大して動けてない状況で、異なる適性を求められてるのは厳しいはず。
いつも通りが実現しにくい難しい過程ですし、直前の馬体の様子を見ての上げ下げはあってもおかしくないと考えます。
本当は逃げ馬不在のメンバーや、外人騎手3頭の動きも考えたいんですが、そもそも仕上がり急落が想定できる馬が多そうで、こう動くと決めつける前提にないのではと思います。あくまで馬を見てからにしたいと。

京都11R
京都金杯
◎9.オメガヴェンデッタ
○8.エイシンブルズアイ
▲6.ミッキーラブソング
△10.マジェスティハーツ
△3.シベリアンスパーブ

ことしは過去にないほどレベルの低いレースになるのでは?
上の中山金杯でも触れましたが、変則日程で馬の出来落ちがおそらく顕著。それと同時に、どうしようもない高齢馬が多すぎですね。6歳以上で12頭って。
仮柵Aコースのため内側が圧倒的に有利、その上でまずまずの高速決着となる京都金杯は、それなりにスピードも必要。出来が甘い状態でこういう戦いになると、もう馬体のメリハリが衰えてる高齢馬は本当にキツイんです。内枠有利や逃げ馬有利は調べればすぐわかるので有名ですけど、差し馬は4歳有利、外枠から挽回するならせめて5歳まで、6歳7歳になると内枠を使わないと差せないし基本届かないというのは案外知られてません。手先のバネや身のこなしがもう効かない年齢になると、どうしようもないレースなんですね。
また、トーセンスターダム57.5kgは、重賞実績からもう仕方ないにしても、カシオペアSの相手関係で圧勝できない馬になってるのががっかり。この馬が大外枠というのはさすがに危険です。タガノエスプレッソも密かに期待してましたが、この馬も枠抽選負けしてしまいました。いや、馬群の外を押し上げて勝てるほどの能力は、流石にないでしょうね…。エキストラエンドも、6歳で内枠を使って勝てない馬と考えると、いくらディープ性能があっても外を引くと厳しい。

ですから今年は、短距離を使って甘くなってた馬の、スピードアドバンテージが効く年なのでは。
馬体だけならよく見せて、秋に消耗してないオメガヴェンデッタと、1列目で競馬するならまあまあ強いエイシンブルズアイの2頭に、変わり身期待があります。
ウインプリメーラと同じ水準の評価というのが正直信じられません。マイル経験少ないことで評価が下がってるのはまあ分かりますが、オープンですら決め手不足の馬と一緒の評価で良いわけがないでしょう。
特にオメガヴェンデッタは、2列目確保をして欲しい。前回は距離延長にそこまで不安があっての後方待機ではなかったと考えたいです。トビが大きい分、1200mの高額条件では不安視してた馬なので、ここでこそと考えてます。
短距離路線を使っていた5歳馬中心というのが本筋。






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