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★本日のメイン

東京11R
ジャパンカップ
◎1.ジャスタウェイ
○6.ハープスター
▲18.トレーディングレザー
△3.ジェンティルドンナ
△4.エピファネイア
△16.フェノーメノ

いつもスローペースからの究極の上がり勝負になっていて、牝馬が5連勝中のジャパンカップですが、今年はスロー重点で予想はしません。IDM75ポイント水準をちゃんと出せる、強い馬を評価しようと思いました。
天皇賞秋があまりにも平凡な内容で、それに対して凱旋門賞が非常にレベルの高い内容。
履歴が全く違いすぎるだけでなく、そこから比較するIDMの開きがかなり大きいと思うんです。強烈なレースを経てきた馬が、ちんたらしたスローペース続きの馬に付き合って敗れるというように思えないほどに。実際、昨年のようなレース展開になることの方が稀でしょう。
ポイントとなるのは、サトノシュレンとタマモベストプレイが日本人騎手であること。
昨年はエイシンフラッシュ(デムーロ騎手)が押し出されて逃げるという形で、ビュイック騎手のトーセンジョーダンが番手。外人騎手は折り合いに自信があるために極端なほど遅いペースにすることにあまり迷いがなく、遅くしすぎて展開がおかしくなるほどのペースによくなります。
しかし、タマモベストプレイのようにある程度標準的なペース判断で長くいい脚で粘る、という馬が先導したのならば話は別です。日本競馬の文脈で競馬が進行するなら、いわゆる理解が及ぶ範囲のロングスパート勝負になるはず。
ジャスタウェイとハープスターが積んでるエンジンは確実に違うのは確かなのです。変なペースに困惑されるのでなければ。
これまで福永祐一騎手は古馬戦の府中2400mがとてつもなく苦手という履歴ばかり積み重ねてますが、さすがにこの馬でおかしな負け方はしないでほしいという願望もあります。福永騎手が乗ってるからG1を勝てない流れになる、という文脈も本当はおかしな話ですし。
土曜日の雨で馬場も適度に荒れて、標準的な力勝負になる状況にはなってきてるので、強い馬に乗った騎手が勝つという考えで推します。

ワンアンドオンリーやヒットザターゲットを穴馬扱いするような考えは、種牡馬選定レースという前提が大きく壊れてる条件が揃わないと…とは思うんです。
どのみち勝つのは馬場適性や4F3F勝負向きの調教をしてる日本馬ですが、どの国どのレース、どんなタイプの競馬になっても2〜3着し続けるトレーディングレザーはかなり基礎が良い馬みたいですね。これは上位入線的な意味での穴馬になれそうです。

京都12R
京阪杯
◎5.ワキノブレイブ
○2.ヘニーハウンド
▲6.アルマリンピア
△17.サクラアドニス
△7.アンバルブライベン
△1.エピセアローム
△8.アフォード

京都2歳Sという重要レースが重賞に格上げされて土曜日に組まれたので、おそらく今後はジャパンカップと同じ日の裏開催重賞という形になるんでしょうか?
となれば、これまで京阪杯は上位騎手の腕比べみたいな面もあっただけに、日曜日のJCに有力騎手が大挙集まる日程の裏だと騎手が厳しくなるはず。そういう場面で騎手ー厩舎ラインから読むことも可能になるかもですね。

基本的に京阪杯はスプリンターズS組が大不振。
中山コースで好走するようなタイプが、京都の上がりの速い条件ではうまく走れないという面もありますが、それよりも重要なのは季節の変わり目だということだと思います。
これまで夏場のローカル開催の前哨戦を歩んできて、スプリンターズSのような勝負どころで完全に仕上げ切ったあとに、余力でG3も…というのはさすがに虫が良すぎます。馬が耐えられないでしょう。代謝が進む夏のシーズンに比べて気温が10℃以上下がって体つきも変わりますし、夏場に好調ぶりを見せてた馬であれば、なおさら体を作りにくいという面が大きいはずなんです。
スプリンターズSに向かう過程で脚元痛めたセイコーライコウやローブティサージュでは厳しいと思ってます。
スプリンターズSを休んでいたとしても、サマースプリントシリーズ優勝が見えて、セントウルSを本腰入れて仕上げたエピセアロームですら若干危ういと思ってます。鉄砲走るタイプですが、これまでの実績通り夏場に強いタイプの牝馬ですから。

そして、昔はマイルCSの後の週で馬場がボロボロだったことが多いイメージもありましたが、だいたい5年前ぐらいを最後にその傾向は切り替わってます。最近はマイルCSになっても、内側が伸びていて時計の速い決着が続いてますよね。同時に、先行馬、内枠馬の有利がここ4年ほどはハッキリしています。
開催を2つこなしても馬場が最終日まで持つということ。これが、前走京都組をさらに有利にしてるもう一つの理由です。京都芝1200戦を経て、一度上がりの競馬に対応するところを見せておいて、そのままの競馬をなぞればここで好走できるというパターンが続いてます。
なので、最重要視するのは京都開催中にレースぶりが良かった馬。

オパールSを6秒台で制したヘニーハウンド、その時は外枠を引いた弱みで4着だったものの京洛Sを圧勝したワキノブレイブが筆頭で、スワンSも一応ケアしておきたいところです。
怖いと思うのはようやく良くなってきたアルマリンピア、スプリンターズSが始動戦で疲労など全くないアフォード。






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