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阪神2日目11R ジャパンカップダート(G1)
昨年のJCダートはトランセンドに並びかけることができず、逆に直線で突き放された。また、今年のフェブラリーSは、トランセンドを意識し過ぎる余り、直線では自ら行き場を失くす消極的な競馬で5着に甘んじるなど、消化不良のレースが続いていた。その後のエスポワールシチーは完全復活を遂げた走りを見せている。
かしわ記念はスパイラルカーブを生かす形で4コーナー先頭の早めスパートから押し切り、南部杯は他馬に影を踏ませぬ強さで圧倒した。6連勝中のローマンレジェンドや3歳馬イジゲン、JBCクラシック圧勝のワンダーアキュートなど勢いに乗る馬たちが揃ったが、今のエスポワールシチーなら、それらを封じ込めるだけの状態の良さにある。
逃げるということではなく、どんな展開でも4コーナーでは先頭に立つイメージで、その惰性のまま他馬を引き離していくスタイルがエスポワールシチーの勝ちパターンであり、それが今春以降はできている。年齢を重ねたこともあるだろうが、変に競馬を教えるというスタンスを崩したことが、好結果を生んでいると感じる。武豊騎手も、フェブラリーSで失敗しているだけに、今回は思い切った騎乗で勝利を期待したい。
◎エスポワールシチー
○ローマンレジェンド
▲イジゲン
△ワンダーアキュート
△ハタノヴァンクール
△ニホンピロアワーズ
△トランセンド
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