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今回の大震災、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます、そしてお亡くなりになった方々には謹んでご冥福をお祈りいたします。。。しかし、スポーツ興行関連で自重ムードが重くなる中、真っ先に開催の声を挙げたJRAの勇気ある決断、大いに拍手したいと思います。西日本が率先して日本の沈滞ムードを打破する流れを作ってもらいたいですし、まずその先鞭になるイベントを競馬が担って欲しいという思いもあります。自分が寄与出来る仕事は僅かではありますが、本業で日本を勇気づける力となれればと願わずにはいられません。
もちろん今週は、他場の予想ですから難しいには難しいです。
関東馬が少なく全く事前予想が立ちませんが、現場のアイディアを取り入れれば何とか対処できそうなのは小倉。
前予想は関東馬が多くて上手く距離感を測れそうに見えながらも、直前に関西馬を見るとヒヨってしまって的を絞れなくなるのが阪神、と見ています。
前日予想としては、関西に入れてもこれなら通用するだろうと言う関東馬のみにします。
阪神1R
◎13.メリーチャン
これはぜひ前日発売で売れ行きの様子見てみたかったですね…関西だとどのぐらい売れるんだか。
手脚が短くて繋にバネがないながらも、足腰や腹回りのしっかりした典型短距離馬です。
ホントは1000mか?くらいのスピード特化型ですが、200mでも距離が縮むのはいいでしょう。
関東馬がIDM1番手になるぐらい、関西にしては珍しくレベルの低いメンバーなのであれば。
阪神2R
▲3.キザ
これも結構やれるはず。前走は初ダートでした。レースも仕掛け待ち過ぎでしたからね。
阪神3R
▲3.ヒショウ
基本ジリ馬で詰めの甘さ半端ないので、ある程度評価下がっても納得ですが、複勝圏なら十分という予想。
前回は雪が舞う中のレースで、トップのIDMも出なかった低レベル戦ですが、隣枠のオーバーザレインボがスタート直後に邪魔してきて、ヒショウがその不利で後手に回り、オーバーザレインボは脚抜きがいい馬場と上手いペースでまんまと逃げおおせたというレースです。
普通に力を見せてくれれば、ここでは十分上位なので。
★本日のメイン
小倉11R
海の中道特別
◎8.ドリームセーリング
○7.トップゾーン
▲5.ファーストグロース
△13.ジャングルハヤテ
△1.カノンコード
まず、全体見渡して思うのは、IDMの◎〜注と小倉500万勝ち組とを見比べると、能力差が随分開いているなというところ。
IDM換算して5〜7ぐらい、おおよそ1秒離れています。
もちろんクラス差はあるにはあるんですが、トップゾーンの前走のようにちょこっとレベルの高い500万で55は行くものですからね。
さすがに小倉の連続開催が続く中、同じ条件を繰り返してようやく前走で勝ったような馬は、IDMの伸びも知れているということでしょう。
何か特徴的な分解指数が見て取れるにせよ、500万を苦もなくアッサリ勝ったというような馬でない限り、2月以降の小倉開催で500万を勝ち上がった馬は眉唾で見ておきましょう。
そうなると、IDM上位の◎〜注の馬重視に考えが偏りますし、その「1000万条件の高レベル内容」を重視しておきたいところ。
その上で注目は、事前予想でもこれはレベル高い番組ではないか…と見ていた皿倉山特別の上位馬。
エクセルサスを超える馬ぐらいあそこからなら現れてくれるだろうという見立てでしたが、実際高レベルのレースが行われていながら勝ったのはエクセルサス。しかし、そのエクセルサスは準オープンで即通用しています。あの辺りから急激に馬が良くなってたのかも知れません。
当時レース前はカノンコードとクジュウクシマ推し、ドリームセーリングは下げの評価でしたが、あのレースを踏まえて考えるなら評価は上下します。
途中で数頭の捲りにいちいち対処し、常に先頭譲らずで凌ごうとして、本当最後の最後になって息が上がったドリームセーリングの粘りに見所アリと見ました。
途中2コーナー手前辺りでは13秒台が数回続く超スローになってはいましたが、下り坂が始まる地点から一気に捲りが入り、急激なペースアップ。
500万上がりの馬にとってはかなり厳しい、下りきったあと4コーナーからさらに加速する差し馬優位のラップになったわけです。
これを4角5頭雁行の流れで頑張っていたんですから、ドリームセーリングは素直にこのクラス通用の逃げ馬と見ていいでしょう。
今回のメンバーで見比べて、位置取り指数1位&上がり指数2位の逃げ馬でIDM上位なんですから、まず間違いなく見せ場は作るだろうと思います。
1週馬場を休ませて前が止まらない馬場に変わっていれば、なお2走前の再現になるでしょう。
さすがに1週開いて過去の小倉の流れも変わるでしょうし傾向先取りして点数絞るのは不可能。
しかし、一応IDM上位は相手に拾います。
その他盲点の所で注目したいのはファーストグロース。
前回ソエ焼き痕が消えていて歩様も随分軽やかになっていて、前走も不利な中山2500m大外枠からかなり良い行きっぷりを見せました。
これは案外いい所があってもいいのではないかと思います。
阪神11R
ファルコンS
◎11.テイエムオオタカ
○2.アフリカンハンター
▲9.シゲルソウサイ
注16.アフォード
今回のレースにおいてのみの展開予想やIDM順に限りません。
昨年9月の中山・阪神から始まった中央4場にて、2歳戦〜明け3歳戦の芝1400m以下の短距離1勝クラス(つまり、ローカル開催を除いてます)は、逃げ先行馬の独壇場なんですよね。
500万下から区切っても先行馬圧倒的有利のデータが出るのに、オープン以上だとさらにひどいもんです。
カンナSのピュアオパール&ききょうSのオースミイージーのダブル逃げ切りから始まり、クリスマスSのラテアート、紅梅Sのモアグレイス、クロッカスSのフォーエバーマーク全てが逃げ切り。
唯一京王杯2歳Sが先行馬+差し馬の決着でしたが、これも人気薄の逃げ馬(今回出走しているテイエムオオタカ)が3着に残しましたからね。
そのテイエムオオタカも2番手では勝てないタイプですし、他にもスギノエンデバーやピュアオパールなんかも同様。差して勝つ脚はなく、逃げてダレるのみ。
つまり現実問題、開催が進むことによるトラックバイアス影響を受ける度合いの大きいローカル開催以外では、典型短距離ラップを差して勝てるほどに強い馬がいないってことです。
そういう背景が今回のように「逃げ・2番手の馬のIDMがトップランク」と言う相手関係になる、という事情と重なると…そりゃどう考えても前残り間違いないですね。
それらのどうしようもない力関係を覆す可能性も、ダート馬にしかないという。
これらを単純化すれば、「明らかな逃げ馬」を選ぶか、「ダート馬に賭けるか」という選択しかありません。
石栗厩舎の馬ですが、ここは遠征2度目、展開図見てもエーシンヒットマンがいなくなったことで逃げ濃厚、藤田騎手手替わりのテイエムオオタカに期待。
スタートは今までもずっと確かですし、本来の高い位置取りさえ取れれば重賞レベルでも直線で沈んでません。
馬柱見るとテン争い激しそうに見えるメンバーですが、分解指数見比べるとそうでもないわけで。
ある程度テンで優位な上に、坂越えに耐えられる先行馬と言う計算が出来る強みはあるでしょう。
そしてここ最近の3歳戦重賞のトレンドとして、内側から順に有力馬を選ぶとします。
アフリカンハンターは調教もマシな方でしたし、ここ最近かなり乗れている武豊騎手の内枠。アーリントンカップでもダート馬を見事に操りましたし、ある程度芝もこなせるぐらいなら何とかできていいです。
シゲルソウサイは、芝の2戦はマイルなので、1200mに距離短縮するなら頑張れてもいいはず。今年のファルコンSはダート馬でもやれていい阪神開催なので。
アフォードは、前走見せた内容で力上位扱い。大外枠になったのは確かに痛恨ですが、これはまともな短距離馬です。
芝で頭打ちになってる馬には今更期待しない、と言うポジションから入りましょう。
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