神戸新聞杯は、休み明けのブライアンズタイム産駒のノーリーズンが２着。ノーリーズ ンのＩＤＭは◎じゃなかったということで、データ的には良かったかと思います。とは いえ、骨折明けでもキッチリと２着に来るあたり、さすがは武豊。勝ったシンボリクリ スエスは強かったですねぇ。天皇賞に出走予定とのことですが、面白くなると同時に難 しくなりそうです。

今回は、新潟で初のＧ１ということで、新潟１２００ｍについて調べてみます。週末は 雨が降りそうですが、どこまで悪化するでしょうか。重馬場だと成績が悪くなる種牡馬 は結構いるんですが……。

なお、データは断りが無い限り1999/01/05から現在までのものです。

	新潟の芝は外回りよりも内回りが馬券は荒れやすい、と以前に書きましたが、１２００ｍ でも同じく、内回りの方が配当が高くなります。内回りの単勝最高配当１万８５０円に対 し、外回りは２１６０円と５倍以上の差、複勝最高配当は内回りが３２８０円で外回りが １３００円。レース数は内回りが約５倍ありますが、平均配当を見ても内回りが上回って いるので、大きい配当を狙うなら外回りより内回り、と言っていいでしょう。 では最初に、スプリンターズＳに出走予定馬の父親に限定して新潟芝１２００ｍを調べま しょう。画面では「＋」で馬名が連結されていますが、入力する際にいちいち「＋」を入 れるのは面倒なので、改行で代用できるようになっています。つまり、以下の馬名一覧を コピーして貼り付ければＯＫです。 コジーン ロドリゴデトリアーノ サンデーサイレンス ウォーニング バウンダリー メドウレイク サクラバクシンオー ダミスター アフリート
	上記の成績がこちら（種牡馬名順）。総件数が３件と少ないですが、コジーンが３戦２勝と 良績をあげています。スプリンターズＳに出走予定のアドマイヤコジーンは新潟で走ったこ とがないため、この成績には含まれていません。同様に総件数が少ないですが、勝率０％の アフリート、ウォーニング、ダミスター、メドウレイク、ロドリゴには要注意。参考に、全 場での成績をこちらに。全場になると、さすがに前述の 種牡馬も勝ち星をあげています。とはいえ、アフリートやメドウレイクは他馬の勝率の半分 ほどと奮いません。
	最後に、馬場が悪い時の成績を見てみましょう。重、速重、遅重、不良、速不良、 遅不良をチェックして、芝１２００ｍで調べてみます。もちろん、新潟だけを調べる のがベストですが、総数が少ないので傾向を見るくらいと考えておきます。全場で みても総数が少ないですが……。 馬場が悪くてもサクラバクシンオーやサンデーサイレンスはそれほど変わりません。 アフリートは馬場が良くても悪くても、芝１２００は苦手。条件を指定せずに検索 した場合、芝１２００ｍの勝率は４．３％。芝１０００ｍが１２．１％、ダート１ ２００ｍが１２．５％という数字を見ると馬券で勝負するのは止めたほうがよさそ うです。

道悪に強いウォーニング産駒はサニングデール、バウンダリー産駒はサーガノヴ ェルと１頭ずつ出走しています。もちろん総数が少ないのでアテにはできません が、前に行ける強みは大きいです。ですが、前走新潟Ｄ１２００ｍ組は[2-0-2-36] と勝率がイマイチ。サーガノヴェル、そしてシベリアンメドウは危ないかもしれ ません。

馬場が悪くなればサクラバクシンオー産駒のショウナンカンプを。サンデー産駒 も成績がそこそこですが、サンデー産駒は３頭出走。サイキョウサンデーとディ ヴァインライトが母父ノーザンテースト、ビリーヴが母父ダンジグです。重馬場 短距離に限定してみると、ダンジグは数が少ないですが、ノーザンテーストは [1-3-7-29]で勝率２．５％と単は狙いにくい数字です。良馬場ならディヴァイン ライトが気になるんですが……。

そしてこのコースを得意とするコジーン産駒のアドマイヤコジーン。後藤もＧ１ を勝利して気楽に乗れることでしょう。この馬も休み明けの東京新聞杯で勝った 経験がありますし、勝つ可能性は高いといえます。

そうそう、武豊が前３走を全て勝っているサンデー産駒に騎乗した場合の成績は [2-1-0-0]と連対率パーフェクト。ニホンピロニールで２回とスペシャルウィーク ですが、ビリーヴもかなりのレベルと個人的に思います。ここも快勝してくれる でしょうか？